グローバル経済の中で、努力と報酬の間の相関が希薄になり ました。[…]グローバル 経済体制で私たちは顔の知らない人々、何を考えているのかわ からない人たちと深いつながりを持ってしまった。その人たち の身に起きたことが私たちの生活にいきなり死活的な影響をも たらす。私たちはそういう時代にいます。 そういう時代にみなさんはどう生きればいいのでしょう。私 に言えるのは一つだけです。どんな学問や仕事を選ぶにしても 「努力することそれ自体が楽しい」ことを基準にして下さい。 日々の努力そのものが幸福な気分をもたらすなら、グローバル スタンダード的にどう「格付け」されるかなんて、どうだって いいじゃないですか。 […]若いときは「そんなこ とやって何になるんだ」と言われ続けました。でも、気にしな かった。みなさんも「それが何の役に立つのかわからないけれ ど、どうしてもやりたい、やっていると楽しい」ことをみつけ てください。そうすれば、「努力したけれど報われなかった」 という言葉だけは口にしないで済むはずです。
4 months ago
January 9, 2012
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■ 困難な時代を生きる君たちへ (内田樹の研究室)