しかし私はロンドンでプライスウォーターハウスクーパース(PwC)に調査を依頼し、10月11日、そのレポートを添えて菊川氏と森氏に、あなた方がやったことに対して責任を取って辞めるべきだと手紙を書いた。 すると3日後の取締役会で、遅れてやって来た菊川氏から、社長を解職すること、オリンパスに関係するものをすべて取り上げることを言い渡された。すでにもう経営陣に根回しはされていたようで、私になにか意見を求めるのではなく、すでに決まった事項を伝えられた。 2008年に完了したジャイラスの買収では、6億8700万ドルものカネが、ニューヨークのAXESとケイマン諸島のAXAMという会社に支払われた。PwCの調査では、それらが幽霊会社だったこともわかっている。 日本のベンチャー企業3社、これら“ミッキーマウスカンパニー”の買収では約8億ドルが失われた。ミッキーマウスって何かって?“お笑い劇”という意味だ。 いったい、それらのカネは誰に渡ったのか。しかもジャイラスもミッキーマウスカンパニーも、買収の翌年に投資額のほとんどを減損処理している。なんでそんな会社に、こんな金額を払ったのか。公的な上場企業が、説明のつかないカネを、それも知らない人に払うというのは、信じがたいことだ。
October 23, 2011
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